イベントリポート 7/18 God So Loved The World -最後の晩餐に起きた出来事-

「Love One Anotherを実感できたひと時」

 

2017年7月23日

2017年7月18日、渋谷区文化総合センター大和田にて、ゴスペルワークショップ「God So Loved The World-最後の晩餐に起きた出来事-」が開かれました。日中は、雷まで鳴る大雨でしたが、見方を変えれば恵みの雨。神さまに感謝のお祈りからこのワークショップはスタート。

 

まず最初に講師のNOBUさんから……

 

NOBU:今日は、ペテロになってください。

 

参加者:えっ……

 

と、渡されたのは歌詞ではなく台本……

 

NOBU:最後の晩餐に出席していたペテロが、後にその食事会のことを回想するという設定なんです。

 

なるほど。最後の晩餐の次の日にイエスは十字架にかかり、その3日後に復活し、ペテロに再会した。ペテロはその時、イエスとの様々な思い出を思い巡らすという設定らしい(笑)「台本」というのにも驚き! ですが、「役になりきる」というのにさらに驚き! 何やらただならぬワークショップになる気配に、ドキドキしていました。

ペテロについての簡単な説明の後、早速テーマソングの”God So Loved The World”の音取りに。途中で、今日一緒に歌う参加者の方と簡単な挨拶をして、互いにちょっとリラックスできました。下は最年少参加の中学生親子とNOBUさん。

 

テーマソングの音取りが終わり1曲目”Jesus Washes The Disciples’s Feet(イエス 弟子の足を洗う)”。

 

“Lord, are you going to wash my feet? (主よ。あなたが、私の足を洗ってくださるのですか? )”

 

イエスは、奴隷としての仕事「足を洗う」という行為を弟子たちに行い、お互いにこのようにしなさいと言われたとか。曲中に出てくる「過越の祭」について牧師さんより解説。

「過越の祭の前日に行われたこの食事。イスラエルの民は、羊の血を見て、昔イスラエルの民がエジプトの奴隷から神の御手によって解放されたことを思い起こしました。同じようにわたし(イエス)が、あなたの罪を解放するために十字架にかかるのだよという意味が、最後の晩餐には含まれているのです」

意味を知ると、歌の重みが変わってきます。

NOBU:さあこんな風に手を広げてミュージカルっぽく!

 

参加者:笑

 

2曲目”Who Would Be The Greates? (誰が一番偉いんだ? )” は軽快なジャズっぽい曲。NOBUさんのイメージでは、ミュージカルが完全に出来上がっているようです(笑)

 

“Who would be the greatest?(誰が一番偉いんだ?)”

“He or I? I or He?(あいつか私か?)”

 

最後の晩餐の最中、互いに足を洗って仕える者になりなさいとイエスに言われたばかりなのに、弟子たちは「一体誰が一番偉いのか」と議論していた。弟子たちも私と同じ人間なんだなと、曲を通じてリアルに感じました。しかし曲は、裏拍でリズムをとることに苦戦……ブルーノート、スウィングなど、次々と黒人音楽のリズムに乗せて音取りが進行していきます。NOBUさんの黒人音楽の世界が作られ、表現していくのは難しいけれど、参加していた仲間と共に頑張りました! みんなでキマるとなんともカッコイイ!!

 

3曲目”The Lord’s Supper(主の晩餐)”、4曲目”Love One Another(互いに愛せよ)”、いずれの曲もゴスペル音楽のコールアンドレスポンスというスタイルで歌の世界が広がります。ペテロ、イエス、弟子たちの台詞が歌となり、

 

“Love One Another! (互いに愛しあおう! )”

 

という歌詞が心に広がってあたたかい気持ちになっていく。

ここに来て、このワークショップが単なるゴスペルワークショップではなく、「ミュージカルゴスペル」だと気がつきました。これまでに体験したことのない、物語をゴスペル音楽で表現するという新しい試み。はたしてミュージカルゴスペルというジャンルがあるのか? 私にはわからないけど、これまで歌ってきたゴスペルより心にずっしりと響いてきました。

時々、各パートで円になって、仲間と音を確認しながら歌う。そして共に音を作り上げていく絆が感じられて、音取りが苦手な私には心強かったです。ここでも”Love One Another”を実感できたひと時でした。

“The Lord’s Supper(主の晩餐)”で描かれている「聖餐式(ミサ)」について牧師さんからお話がありました。最後の晩餐でぶどう酒を飲んだ時、1つのカップを皆で飲み回しており、ここから日本の茶道に来ているとか。千利休もクリスチャンだった? そうです。

「パンは、私たちの身代わりとなって身をさかれたイエスの体、ぶどう酒は、イエスの流した血として食す。罪の身代わりとなるほどに、神は私たちを愛してくださっていることを、この聖餐式を通して常に思い出すのです」と、クリスチャンが聖餐式を大切にされているのはこういうことなのかと発見。

 

最後の曲は、最初に音取りした”Gos So loved The World”で締めくくります。

牧師さんの解説を聞いた後は、始めに歌った時よりも歌詞の一つ一つが深く胸を打ちます。

 

“For God so loved the world

that He gave His One and only Son.

That whoever believes in Him

should not perish, but have eternal life.

(神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。

それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。)”

 

ゴスペルは聖書から歌詞が来ているとわかっていましたが、ペテロの気持ちになることで、それがよりリアルに体感できたワークショップでした。今でも”For God so loved…♪” というテーマソングが、頭の中をグルグル回っています。(笑)

DEUT事務局